ある外国人投資家からみた地方の不動産保有税
ある外国人投資家から、地方の大規模画地にかかる不動産保有コストについて言われたこと。
なぜ、ほかに利用価値がない土地なのに、こんなに税金が高いのか。土地の所有者はそれで納得しているのか。この税金は過去20年間、ずっとこの高い水準のまま推移しているのか。土地の利用によって税金が下がる可能性はあるのか・・・
はい、言われることはごもっともです。例えばバブル崩壊以降いちども利用されたことがない土地なのに、造成された当時のままの値段が付いていたり、あるいは最近造成されたと口と同等の評価がなされていたり、納税者の立場からすればとても納得できない評価が営々と行われてきたのが、特に地方に多い不動産評価の矛盾です。
それは納税者が羊のようにおとなしいからではなく、地方自治体の財政が大きく不動産保有税収入に依存しており、利用がされていようがいるまいが、大きな土地を保有することができる所有者はそれだけ納税負担力があるとみなして(応能原則?)課税されるという税制がなされているために起こっている矛盾です。ただ、それを説明したところで、外国人投資家には関係のないことで、高い不動産保有コストにより事業採算性が悪化するから、その自治体の不動産には投資しない、というだけの話。
まったくグローバルスタンダードで投資が動くようになっているのに、日本国内事情で起こっている矛盾が解消されないとなると、益々投資マネーが日本から逃げていくのではないだろうか。結局、困るのは誰かしら?
お金はそこにあるのに、投資されない。このギャップはなぜ生まれるのだろう。不景気だ不景気だと言う前に、どこかで誰かが景気のブレーキを踏んではいないか、振り返ってみたほうがいいのではないか。


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