カテゴリー「アニメ・コミック」の1件の記事

FREEDOM

日清食品カップヌードルのコマーシャルで流れているアニメーションが、フルストーリーのアニメーションになって、YAHOO!やNIFTYなどのサイトで視聴できるようになることがある。第一話から第五話まではYAHOO!で、第六話はNIFTYで視聴した。

なぜ視聴したのか、いまもって理由はよくわからない。面白そう、という理由よりも第一話をみてしまったので、その続きを見たい、という感覚かもしれない。ただ「失ってしまった想像力」とか「繁栄と引き換えに失った自由」とか、気になるワードがちりばめられており、ついひきつけられてしまう。想像力、うーん確かに失っているかもしれない。こどもがいれば、こちらの意図とは全く違う人格が、勝手にこちらの想像力を働かせてくれる(様な気がする)。また誰か同居人がいれば、コミュニティという意味で想像力が必要になるかもしれない。毎日毎日、違う職場で、違うメンバーと仕事していたら、想像力をかきたてられるかもしれない。いまの生活は、残念ながら想像力からはるかに遠いところにいるような気がする。想像力を自在に操り、未来を自ら作り出せる「おとな」になっているはずなのに、肝心な想像力がどこかにいってしまっている。デベロッパーとして、あるまじきこと。

街中を歩いていて、誰も入居していない新築の空きビルを見かけるようになった。想像するに、「そのうち入居者が見つかるだろう」という期待の下に、建築工事を進めたものの、期待通りの賃料を支払うテナントがいなかった、もしくはいなくなってしまった、要するに当てが外れてしまったので、がら空きのまま放置されているのだろう。恐ろしいことだが、これが日本の「サブプライム問題」かもしれない。収益不動産の値段は、キャップレートないし割引率という「収益期待」で形成される。その収益期待が、サブプライムのおかげで、急速にしぼんでいる。街並み、ないしTOKYOの将来に対する想像力の欠如とさえいえる。古着屋や雑貨屋が並んでいた街並みが、いつのまにかブランドストリートに変身するなんて、ちょっと考えれば「おかしいでしょ、それ?」とわかりそうなことが、どうも日本の多くのデベロッパーはわかっていないようで。またTOKYOのいたるところに、いわゆるブランドショップが、あふれすぎてしまったのかもしれないですけれども。

不動産マーケットにおける東京は、単に東京ではなく、アジアの東京、世界の東京という意味で、TOKYOになっている。RETAILもRESIDENCEもOFFICEも、TOKYO。金融市場はすでに世界中すべてつながってしまっているから、金融商品としての「収益期待」が先行しがちで、日本の不動産マーケットに置き換えると、期待していた「収益期待」が裏切られるとハコだけが残ることになる。これってつまりバブルの繰り返しじゃないの?

FREEDOMをぼんやり見ながら、そんなことをつい考えてしまう。

| | コメント (0)