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花より男子ファイナル

「花より男子ファイナル」を映画館で観た。ひとりなら、たぶん観ない。同じ相手と「砂時計」を観て以来の、純粋ラブストーリー。しかもどこかしらバブルのにおいを感じるのは、そういう現実世界の洗礼を浴びたからだろうか?

F4と呼ばれる美男子四人に囲まれた、ひとりの少女のシンデレラストーリー。ああ、このテーマは少女漫画では永遠のテーマなのね。このテーマから目覚めるのが早いほうが、現実の世界では幸せをつかみやすのにね、と気持ちがひねくれてしまう。

役者がかわいいとか、かっこいいとか、そういう憧れ的な感覚が私には昔からない。思えば特撮のヒーローものや、テレビゲームの主人公でさえ、感情移入したことがない。あるのは、現実の世界でリアルに、会ったり、おしゃべりしたり、いっしょに旅行したり、ということへの欲というか、幻想だけ。「そうなったらいいのにな」、と。急に大金持ちになったり、宝くじに当たったり、そういうことを考えない。だから骨董無形のラブストーリーは、ハリウッド映画と同様に楽しむしか方法がない。残念ながら、ヒーローやヒロインに心惹かれないのだから。そしてストーリーが単調なら、それは悲劇でしかない。展開が読める映画とか、臭すぎる展開とか、「いくらなんでもそれは」と言いたくなる。でも映画だからいえない。

連れも大満足ではなかったよう。「魔法にかけられて」ほど話がきれいでもなく、主人公の精神的成長を描いたわけでもなく、やっぱりかっこいいイケメン俳優とシンデレララブストーリーが見たい人が見る映画なのね、きっと。くやしいけど、F4は確かにかっこよかった。憧れはまったくないけどね。

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